トップページドクターに訊くQ&A矯正治療の流れ

JBO認定歯科矯正専門医がお答えします

Q:矯正治療の流れ

矯正治療に必要な期間はどのくらい?

矯正治療には長い時間がかかると聞きました。実際にはどのくらいの期間が必要なのでしょうか?

A:個人差がありますが、歯を動かすのに1~3年を要します

治療期間に大きく幅があるのは、患者さんによって難易度が異なり、治療方針にも差異があるからです。
また矯正治療に伴う通院には、実際に歯を動かす期間以外にも必要で、大まかにわけると、「検査・診断」「動的治療」「静的治療」の3ステージがあります。そのうち動的治療というのが歯を動かすためのもの(矯正治療)で一般的には1~3年を要しますが、矯正治療に必要なのは動的治療だけではありません

矯正歯科に初めて相談に行ってから治療が終了するまでは、以下のような流れになります。
矯正治療の流れ
治療のそれぞれの段階については、次に詳しく説明します。

初診相談

初回はまずお口の状態をチェックします。大まかな治療方針、期間、費用、装置や治療方法などについて説明があります。歯並び、咬み合わせ、口元、お顔のこと、何でも遠慮なくご相談ください。

検査

歯並びやお顔のバランスを総点検し、口腔内写真・歯型・レントゲンをとります。レントゲンは、最低でもセファロ(※)とパノラマ(歯列全体)の2種類が必須となります。
また必要に応じてカウンセリングも併行しておこないます。

矯正治療でおこなう検査

(※)セファロ
セファログラム(頭部エックス線規格写真)。一定の規格のもとに頭部を撮影したエックス線写真のことで、歯やあごの骨の状態、咬み合わせの状態などを分析するために必要不可欠な資料です。
一定の規格のもとに撮影するため、治療前・治療後のセファロを重ね合わせることで、歯の動きや、あごの骨や咬み合わせの変化を正確に比較することができます。

診断(治療方針の決定)

専門医は、深い知識と経験を基に患者さんの将来像をも予測した上で、治療方針のご提案を行います。そのうえで患者さんのご意向もうかがって、治療方針を決定いたします。必要があれば繰り返しお話合いの時間を設けます。
診断の結果、すぐに治療を始めた方がよい場合もありますが、お子さんの場合は、良いタイミングまで治療開始を待ってから(経過観察と言います)治療を開始する場合もあります。

矯正治療の準備・前処理

むし歯がある方や歯周病の方などは、矯正治療前に加療が必要な場合があります。また歯並び、咬み合わせによっては、矯正治療に先立って歯を抜く必要性がある場合もあります。
これらの処置には、かかりつけ医やそれぞれの専門の先生に矯正専門医が依頼します。

矯正治療(動的治療)

矯正装置 いよいよ矯正装置をつけて歯の移動を開始します。
患者さんの状態や治療方針などによって異なりますが、歯の移動に要する期間はおおよそ1年~3年程度です。
装置を装着した後は1ヶ月に1度の通院で、毎回の診察はそのときの処置内容に応じて15分から90分位かかります。

保定(静的治療)

固定式保定装置と可撤式保定装置

歯の移動が終わったら、歯並びが安定するように必要に応じて保定装置( リテーナー) をつけていただきながらメインテナンスしていきます。保定装置には固定式のものと、可撤式(かてつしき/取り外し式)のものがあります。
保定期間は一般的には3~6ヶ月に1度の通院で2年ですが、それ以降もメインテナンスしていく場合もあります。

ドクターに訊くQ&A 一覧

【ドクターに訊くQ&A】矯正治療についてよくある質問を専門医がお答えします。