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JBO認定歯科矯正専門医がお答えします

Q:子供の矯正

子供の矯正はいつ始めれば良いの?

小学校の歯科検診で、歯並びが悪いと言われました。学校歯科医には早く始めなさいと言われ、近所の小児歯科では永久歯に生え変わっている時期だからやめなさいと言われました。いつ始めれば良いのですか?

A:早ければ良いわけではありません。適切な時期を選ぶ必要があります。

お子さんの矯正治療では、症状や年齢、心の問題など、様々な理由で治療のタイミングを考える必要があります。すぐに治療を開始した方がよい場合もありますが、あえてすぐに治療を始めない方がよい場合も多いのです。 「お一人お一人の患者さんの症状を正しく診断し、最適な治療方法と治療時期を提示し治療を行う」というのがJBO認定歯科矯正専門医の理念ですが、お子さんの矯正治療はまさにこの理念と豊富な治療経験に基づいた適切な治療計画を立てる必要があります。

治療のタイミング

子供の矯正治療は、大きく分けて2つのタイミングがあります。
矯正治療は永久歯をきれいに並べるための治療ですから、永久歯の生え方がポイントになります。

矯正治療の時期

1期治療

乳歯と永久歯が混在している時期(混合歯列期)に行う矯正治療です。主に7~9歳くらいで、治療期間は1年以内が目安となります。 “早期治療”あるいは“混合歯列期の治療”ということもあります。

1期治療をおこなう目的

多くの患者さんでは永久歯列期の矯正治療(2期治療)が必要です。したがって、あえて1期治療を行う目的としては、次のような場合です。

  1. 1期治療を行うことで、2期治療を行う必要がなくなる場合
  2. 1期治療を行うことで、2期治療での負担が軽減できる場合
  3. 1期治療を行わないと、歯にダメージを与えたり、将来の顎骨の発育に影響を与える可能性のある場合

不正咬合のために機能が阻害されて成長に影響が出る場合や、咬み合わせが悪いことで歯や歯周組織を傷つけてしまうような場合には、速やかに治療を開始する必要があります。

2期治療

永久歯が生えそろってから(永久歯列期)行う矯正治療です。早くても小学校の高学年以上からになります。
大人の方の治療(成人矯正)も、強いて言えばこちらに分類されます。

パターン1:1期治療のみ

主に7~9歳ぐらいの混合歯列期に治療を行うことで矯正治療が完了するパターンです。
1期治療のみで終わるお子さんは、数%です。

パターン2:1期治療+2期治療

2期治療を行う必要があるのですが、混合歯列期にどうしても治療が必要な場合もあります。
また、1期治療を行った方が2期治療の進みがよい場合にも、このパターンのように2回に分けて治療を行います。

パターン3:2期治療のみ

永久歯が生えそろってから治療をするパターンです、どんなに低年齢でいらっしゃっても、1期治療(早期治療・混合歯列期)を行うメリットがない場合には、適切な開始時期まで待っていただくことになります。
患者さんのタイプによってはさらに中学校卒業程度まで治療を始めない方がよい場合もあります。
当然ですが、中学生以上(もちろん大人の方も含む)は、全員がこのタイプになります。(1期治療の時期を過ぎているため)

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【ドクターに訊くQ&A】矯正治療についてよくある質問を専門医がお答えします。