トップページドクターに訊くQ&A矯正装置の種類

JBO認定歯科矯正専門医がお答えします

Q:矯正装置の種類

銀色の装置が目立つのが嫌で、矯正治療をためらっています。

目立たずに治療する方法というのはないのでしょうか?

A:目立たない“審美ブラケット”をお選びください

近年は矯正歯科治療への関心が高まって子供の頃から治療を開始される方が増えたため、以前ほど装置を気にされる必要はないようですが、気にされる方にはとても深刻な問題だと思います。白色や透明、半透明の目立たない審美ブラケットがありますので、治療を受ける際に相談されると良いでしょう。

ブラケット装置の種類

金属ブラケット

金属ブラケットもっともオーソドックスな矯正装置です。
機能的に優れ、多くの不正咬合の症例に対応することができます。
金属製のため丈夫で、歯にかける力の細かな調整がしやすく、価格も他の装置より安価というメリットがありますが、色が目立つことが唯一のデメリットです。
通常ステンレスとスチールの合金ですが、金属アレルギーの方用にチタン製のものもあります。

審美ブラケット

審美ブラケット金属ブラケットの「色が目立つ」という欠点を補うために作られた、目立たない色のブラケットです。白色または透明・半透明で、素材は、セラミック、プラスチック、ジルコニアなどがあります。
プラスチックは柔らかいため十分にワイヤーの力を歯に伝える事ができません。また、給水性があるため着色します。セラミックは壊れやすいという欠点がありましたが、ジルコニアでは壊れにくくなっています。価格も金属より高くなる場合が多いです。

装置装着時に注意していただきたいこと

装置について

矯正装置を始めて装着したときや、治療が進んでワイヤーを調節した後に、歯が浮いたような痛みや違和感を感じることがありますが、指や舌で触ったりすると装置がはずれたり壊れたりすることがあります。痛みは数日で治まって来ますので、ご心配なさらないでください。我慢できない場合は市販の鎮痛剤を飲んでください。

また、装置が唇や舌に当たって口内炎ができることがあります。保護のワックスがありますので、痛みを感じる部分の装置につけてカバーしてください。

装置やワイヤーが折れたり壊れたりしたときには、早めに連絡をして装置を交換してもらってください。壊れたままにしておくと装置がお口の中を傷つけることがありますし、せっかく動いた歯が後戻りしてしまうこともあります。壊れた装置は、できれば捨てずに持って行ってください。

応急処置

太いメインワイヤーが折れたり飛び出したりして痛いときは、大きな爪切りやニッパーなどで切ったり曲げたりして、唇や歯ぐきに当たらないようにしてください。
メインワイヤーを装置に固定している細いワイヤー(リガチャーワイヤー)が飛び出した場合は、わりばしなどの先でメインワイヤーの下に押し込んでください。(下の写真をご参考ください)

応急処置

食事について

固いものや粘りのあるものを噛むと、装置がはずれたり壊れたりしてしまうことがあります。前歯で噛みちぎることは極力避け、肉などは小さく切ったものを奥歯で噛むようにしてください。
顎間ゴムを使用している場合は、カレーやコーヒーなどの色素によってゴムが変色することがあります。気になる方は、色素が濃い食べ物を避けるようにしてください。

メインテナンスについて

装置の周りに汚れがたまりやすくなります。食事をするたびにしっかりと歯磨きを行っていただくとともに、定期的に歯科医院でクリーニングなどのメインテナンスを受けられることをおすすめします。

具体的なケアについては、治療を担当している先生に相談してください。

ドクターに訊くQ&A 一覧

【ドクターに訊くQ&A】矯正治療についてよくある質問を専門医がお答えします。